下手だなぁと思うという事。

昔の絵は見たくない。最近特にそう思う。それはけしてマイナスな話ではなく、それだけ練習した成果がでてるんだなぁという話。
描けないものが沢山あるし、バランスおかしいな?と思う事も沢山ある。色が変だぞ?とかなんか構図がしっくりこない…とか、背景全く描けなくてパース狂いまくってるとか、ホントに色々悩みはつきないし、練習しなきゃいけないものが沢山あって、わぁって思うことばかり。とにかく練習しなきゃ勉強しなきゃと思うのに体力がなくてすぐ寝てしまう…。これはまぁ言い訳でしかないのだけど。
下手だなぁっていうと、充分上手いじゃないですかって言われるけれど、そりゃあ全く絵を描かない人からみたらそう見えるというだけの話であって、自分が見据える目標からはほど遠いのです。
自分を下手だ、というと謙遜とか言われてしまうけれど、下手だと思っていないと、余計なプライドが顔をのぞかせてしまう。それこそ他の人と比べて凹んだり、評価を気にしたり。でも自分は他の人と比べるほど上手くない、比べることがおこがましい、勉強させてもらうことばかりだっていう気持ちでいると、そういう気持ちは湧いてこない。自分が思ったより評価されなくても、まだまだだからなぁ次がんばろって気持ちに切り替えられる。というのはちょっと見栄をはったかも…。やっぱりその都度凹む。でも、改善するとこがあるということがわかってる、練習が足りないのもわかってる、だから仕方ないと気持ちの整理をつける時間が短くなったとは思う。
練習するのは楽しい。自分が描けなかったものが描けるようになると楽しい。完成したものをアップする瞬間が一番怖い。ホントはただただ誰にも見せずにラクガキしてたい。それが一番楽しいから…。でも人間不思議なもので、描いたら見て欲しいなって欲がでる。もしかしたら良いねって言って貰えるかも?って思ってしまう。そういうことを繰り返しながら、それでもやっぱり絵を描きたい。
描きたいものがあるから。本当に自分がこれが描きたかったんだーって心から思えるものを描ける日は多分永遠にこないのだろうと思うけれど、だからこそ、面白いのかもしれない。